既視源氏物語 ~古今集恋歌の光る君~ その17「恋の弓ひく」
古今和歌集 恋二【605】「手もふれて月日へにけるしらま弓 おきふしよるはいこそねられね」(貫之) 古今和歌集 恋二【610】「梓弓ひけは本末わか方に よるこそまされこひの心は」(列樹) ——&#...
古今和歌集 恋二【605】「手もふれて月日へにけるしらま弓 おきふしよるはいこそねられね」(貫之) 古今和歌集 恋二【610】「梓弓ひけは本末わか方に よるこそまされこひの心は」(列樹) ——&#...
古今和歌集 恋二【583】「秋の野にみたれてさける花の色の ちくさに物を思ふころかな」(紀貫之) 古今和歌集 恋二【584】「ひとりして物をおもへは秋の夜の いなはのそよといふ人のなき」(凡河内躬恒) —&#...
子規は下手な歌人にて、近代短歌などくだらない歌の集まりである。 その代表歌「くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる」などは実にあきれ返った無趣味の歌である。彼は写生主義・写実主義、つまり見たまま感じたまま...
古今和歌集とは何か? それは端的に「美の結晶」です。つまり古今集を語ることは、美について語るのと同意なのです。 うわべをさらっておくと延喜五年(西暦905年)、醍醐天皇の勅命により紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑らに...
古今和歌集 恋一【478】「春日野のゆきまを分けて生ひいてくる 草のはつかに見えし君はも」(壬生忠峯) 古今和歌集 恋一【479】「山さくら霞の間よりほのかにも 見てし人こそ恋しかりけれ」(紀貫之) —...
古今和歌集 恋一【470】「おとにのみきくの白露よるはおきてひるは思ひにあへすけぬへし」(素性法師) 古今和歌集 恋一【475】「世中はかくこそ有りけれ吹く風のめに見ぬ人もこひしかりけり」(紀貫之) —...
「折句」は、和歌の中に別の意味を持つ言葉を織り込む言葉遊びです。 似たような技法に「物名」がありますが、「折句」は「5.7.5.7.7」の各句頭に折り込むのが特徴です。 言うなれば「あいうえお作文」のようなものですね。 ...