歌塾 月次歌会(令和三年九月) 題「立秋」、「月」

歌塾は「現代の古典和歌」を詠むための学び舎です。初代勅撰集である古今和歌集を仰ぎ見て日々研鑽を磨き、月に一度折々の題を定めて歌を詠みあっています。

令和三年九月は以下の詠草が寄せられました。一部を抜粋してご紹介します。

題「立秋」

「いつからか枕定めぬ秋風にあはれ今宵もひとりかも寝む」
「しぐれてはかはらぬ朝の色ゆえに絶えで降るなり松虫の音」
「野辺に咲く秋草の花夕ざりの風にそよぎて涼しかりけり」
「ふぢばかま散りしのち吹く秋風になごりの絮(わた)も闌(すが)れつ翔びつ」
「秋くれば冷たき風のいたづらにいつしか咲きぬ恋忘草」
「雨続くころも待つかな片敷きの宿でなき濡れ我れきりぎりす」
「秋の夜にのどけき光冴え渡る行き方もなきひとひらの蝉」
「秋時雨飛びたてもせずひぐらしの短き命ひと鳴きぞ待つ」

題「月」

「虫の音にさそわれ歩く萩の道見上げる空に有明の月」
「ものおもふ秋の夜空に月まろし光(かげ)を頼りにしたたむ文を」
「小夜ふけて虫の音聞かばまなうらに月影のさす野辺見ゆるかな」

※歌塾には初学者の方がたくさんいらっしゃいます。和歌は遠い古典教養ではありません、現代でも十分楽しめる座の文芸なのです。私たちと一緒に、古典和歌を「書き」「詠み」「遊び」つくしましょう。どうぞみなさま、お気軽にご参加ください。

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