和歌(平成題詠)「恋すれば 色もさやかな いわつづじ 言わずに秘する 心やはなる」

2110643

【つつじ】
「こひすれば いろもさやかな いわつづじ いわずにひする こころやはなる」(和歌DJうっちー)

色とりどりの躑躅(つつじ)が咲く季節になりました。
その「つつじ」、古今和歌集の中では「いわつつじ」として1首だけ用例があります。それも「夏」部ではなく「恋一」部なので、季節の花としては目立たない存在です。
「思ひいつるときはの山のいはつつし いはねはこそあれこひしきものを」(詠み人知らず)

今回の歌ですが、「いわつつじ」から「いわず」へ音の響きを繋げてみました。
平安歌人たちは、恋すれど秘することに美学を感じていたようですが、現代人はどうでしょう、秘するままで終われるでしょうか?
少なくとも私には出来ない! という歌です。