去る1月28日に催した「古今伝授と茶飲み連歌(歌始めの会)」において仕上がった、二折の絶句連歌をご紹介します。
※「絶句連歌」とは、漢詩の絶句さながらに「起」「承」「転」「結」の四句からなる、和歌所オリジナルの連歌形式です。基本的な付け方、転じ方は連歌の心そのままに、気軽に楽しめるのが特徴です。
→「絶句連歌の作品一覧」
題「伊勢物語(第一段)」
■一の折「老梅」
こぬれより 香ばかりにほふ 老梅や
ふく思ひいづ 青き恋の日
鈍色の 雲井を仰ぐ わが涙
ひぢりし袖は 唐服なりけり
■二の折「花枝」
春来して 初雪のせる 花の枝に
雲ふき流れ あるく雪道
初雪に おどろきまどう うぐいすや
日のひかり逢ひ なくはうれしき
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