626 「逢ふ事のなきさにしよる浪なれは うらみてのみそ立帰りける」(在原元方)
632 「人しれぬわかかよひちの関守は 宵よひことにうちもねななむ」(業平)
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真夏の夜の暑さがそうさせたのか
ついに私は行動を起こす
あの人を奪うため
逢えるまでは何度も通ってやる
そう、渚による波のように何度でも何度でも
だからどうか、あの人の関守よ
この恋路を邪魔しないでくれ
もう後戻りできないのだ
(書き手:歌僧 内田圓学)
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