古今和歌集 恋二【560】「わかこひはみ山かくれの草なれや しけさまされとしる人のなき」(小野よしき)
古今和歌集 恋二【562】「ゆふされは蛍よりけにもゆれとも ひかり見ねはや人のつれなき」(紀友則)
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愛しく思えど思えど、あの人に伝わることはない。
いったいこの恋に、恋の価値はあるのだろか?
ただ虚しく辛いだけではないか?
それでも、恋の感情は募りゆく
あの山深い草の繁みよりも
あの蛍の光よりも
(書き手:歌僧 内田圓学)
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