ふる雪のみのしろころもうちきつつ春きにけりとおどろかれぬる(藤原敏行)

今日は旧暦の1月2日
よみ人:藤原敏行 、所収:後撰和歌集

後撰和歌集の一番歌である。まず思うのが、華の一番歌をなぜに敏行が? である。私のつたない古典知識では、彼の歌人としての実績がさほど思いあたらない。だいたい「おどろかれぬる」なんていう、便利な言葉をを安易につかいまくってる印象の人なのである。おっと言い過ぎた。さて詞書によると、「正月一日、二条の后の宮にて白きおほ袿をたまはりて」とある。自慢ばなしの歌なのだろうか? いや、「みのしろころも」は「蓑代衣」を掛けていると思われる。そうなると「わが衣手に…」的な抒情の歌になる。

「日めくりめく一首」

→「令和歌合せ(卯月の会)」4/28(日)9:50~11:50