Lesson.3-1 連綿(続け字)のパターン体得をする
連綿のパターン ひらながの醍醐味は、なんといっても「連綿」(続け字)です。連綿するだけでひらがなは「ひらがな」らしくなり、流線の見せ所も格段に増えます。 文字を持たなかった日本人は、伝来の漢字を崩して「万葉仮名」そして「...
連綿のパターン ひらながの醍醐味は、なんといっても「連綿」(続け字)です。連綿するだけでひらがなは「ひらがな」らしくなり、流線の見せ所も格段に増えます。 文字を持たなかった日本人は、伝来の漢字を崩して「万葉仮名」そして「...
基本字形いろは歌 淀みない流線を実現するには、素早い筆運びが必須となります。それに耐え、線と文字が一体化するためには、一字一字の字形を体に沁み込ませなければなりません。 ただ難しく考える必要はありません。他者とのコミュニ...
十種の基本線 ひらがなの美しさを決定するのはズバリ「線」です。一般的に「きれいな字を書く」とは「整った字形を書く」ことだと思われているふしがありますが決してそんなことはありません。「線」の出来が文字の美しさを支配している...
828「流れては 妹背の山の なかに落つる 吉野の河の よしや世中」(よみ人しらす) —————- 振り返れば 涙とともに 流れ流れて生きてきた でも すべてよ...
825「わすらるる 身をうちはしの 中たえて 人もかよはぬ 年そへにける」(よみ人しらす) 826「あふ事を なからのはしの なからへて こひ渡るまに 年そへにける」(坂上是則) ———...
795「世中の 人の心は 花そめの うつろひやすき 色にそありける」(よみ人しらす) 796「心こそ うたてにくけれ そめさらは うつろふ事も をしからましや」(よみ人しらす) 797「色見えて うつろふ物は 世中の 人...
777「こぬ人を まつゆふくれの 秋風は いかにふけはか わひしかるらむ」(よみ人しらす) 783「人を思ふ 心のこのはに あらはこそ 風のまにまに ちりみたれめ」(小野貞樹) 787「秋風は 身をわけてしも ふかなくに...
756「あひにあひて 物思ふころの わか袖に やとる月さへ 濡るる顔なる」(伊勢) 757「秋ならで おく白露は 寝覚する わがた枕の 雫なりけり」(よみ人しらす) ————...
743「おほぞらは 恋しき人の かたみかは 物思ふごとに ながめらるらむ」(酒井人真) 746「かたみこそ 今はあだなれ これなくは 忘するる時も あらましものを」(よみ人しらす) 747「月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ...
あけましておめでとうございます ことしもよろしくおねがい申しあげます 元旦 定家様のポイント!「強烈な個性」 ・字は太く、じわじわと ・漢字を部分的に ・行頭、行末を揃え、どっしり迷いなく書くべし (書き手:歌僧 内田圓...
724「陸奥の しのぶもぢずり たれゆゑに みだれむと思ふ 我ならなくに」(源融) 725「おもふより いかにせよとか 秋風に なひくあさちの 色ことになる」(よみ人しらす) 729「色もなき 心を人に そめしより うつ...
706「大幣の ひくてあまたに なりぬれば おもへどえこそ たのまざりけれ」(よみ人しらす) 714「秋風に 山のこのはの うつろへば 人の心も いかがとそ思ふ」(素性法師) 715「蝉のこゑ 聞けばかなしな 夏衣 うす...
695「あなこひし今も見てしか山かつのかきほにさける山となてしこ」(よみ人しらす) 696「つのくにのなにはおもはす山しろのとはにあひ見むことをのみこそ」(よみ人しらす) 697「しきしまややまとにはあらぬ唐衣ころもへす...
684「春霞 たなひく山の さくら花 見れともあかぬ 君にもあるかな」(友則) 686「かれはてむ のちをはしらて 夏草の 深くも人の おもほゆるかな」(凡河内躬恒) 688「思ふてふ 事のはのみや 秋をへて 色もかはら...