Lesson.5-2 自分にとっての「美」を考える

手本を自分で選ぶ 学校や習字教室では、「きれいな字」とは整った「楷書」であると盲目的に教え込みます。しかし絶対的な「美」なんて存在しません。「楷書」より「草書」に美しさを感じるのなら、さっさと楷書を卒業して「草書」を徹底...

Lesson.5-1 線を面で構成してみる

散し書き ここからはかなグラフィーの応用です。一首を行頭揃えて書くのではなく、バランスを組み立て自由に構成してみましょう。ちなみにこれを「散し書き」といいます。 縦に流れる一方だった流線が、まさに紙面を踊るようになります...

水彩のうた「桔梗」

「しらくもに はねうちかはし ゆくかりの はねさへみゆる あきのよのつき」 「さよなかと よはふけぬらし かりがねの きこゆるそらに つきわたりみゆ」 「つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わがみひとつの あきにはあ...

Lesson.4 一首を迷いなく書ける

一首書き 1~3の技術を体得したのなら、すでにあなたは一首を美しい流線で描けるこができるはずです。すでに立派なかなグラファー、恥らずに堂々と名乗ってください! お気に入りの一首を思う存分書きまくりましょう。自らの筆に思わ...

Lesson.3-2 短字連綿(続け字)を体得する

短字連綿いろいろ 線の流れ、連綿のパターンを体得したら、二字・三字の単語を連綿で書いてみましょう。グッと「ひらがな」らしい表現が形になっているはずです。 文字と文字は流れを止めず、むしろ連綿線に自信を持って強く描いてみま...

Lesson.3-1 連綿(続け字)のパターン体得をする

連綿のパターン ひらながの醍醐味は、なんといっても「連綿」(続け字)です。連綿するだけでひらがなは「ひらがな」らしくなり、流線の見せ所も格段に増えます。 文字を持たなかった日本人は、伝来の漢字を崩して「万葉仮名」そして「...

Lesson.2 字形を体得する

基本字形いろは歌 淀みない流線を実現するには、素早い筆運びが必須となります。それに耐え、線と文字が一体化するためには、一字一字の字形を体に沁み込ませなければなりません。 ただ難しく考える必要はありません。他者とのコミュニ...

Lesson.1 流線(筆使い)を体得する

十種の基本線 ひらがなの美しさを決定するのはズバリ「線」です。一般的に「きれいな字を書く」とは「整った字形を書く」ことだと思われているふしがありますが決してそんなことはありません。「線」の出来が文字の美しさを支配している...

年賀状を「定家様」風に書いたら…

あけましておめでとうございます ことしもよろしくおねがい申しあげます 元旦 定家様のポイント!「強烈な個性」 ・字は太く、じわじわと ・漢字を部分的に ・行頭、行末を揃え、どっしり迷いなく書くべし (書き手:和歌DJうっ...

年賀状を「寸松庵色紙」風に書いたら…

あけましておめでとうございます ほんねんもよろしくおねがいいたします 元旦 ※筆者「紀貫之」として伝わるが、誤りとの見方が強い 寸松庵色紙のポイント!「変化で遊ぶ」 ・字は太細、長短の変化をつけ ・変体仮名をアクセントに...

源氏の恋文「乱れる女」

あなたはひどい人 一人私を置き去りにして、遠いかの地へ逃げるのですね 私との逢瀬はしょせんうたかた、結局かわいいのは自分 「涙川 浮かぶみなはも 消えぬべし 流れてのちの 瀬をも待たずて」 はやくこの辛い憂世から消えてし...

源氏の恋文「焦燥のブルー」

ご機嫌いかがですか 「あさぢふの 露のやどりに 君ををきて よもの嵐ぞ 静心なき」 妙なうわさなどに惑わされていたりはしませんか どうか私の言葉だけを信じてください 会いにいきます それまで心を強くもってください (源氏...

源氏の恋文「からころも」

「からころも君が心のつらければ 袂はかくぞそぼちつつのみ」 本当にあなたは薄情なお人 ご自分の事しか頭にないのですね いつも思い慕って鳴いてばかりおります 私の衣は袖も袂も濡れに濡れ、干くひまさえありません ただただお待...