『一首一会』(二月十二日)古典和歌の朗読と解説
「春の野に菫つみにと来しわれぞ野を懐かしみひと夜寝にける」(山部赤人) 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に学び、一人ひとりが伝統的「和歌」を詠めるようになることを目標とした「歌塾」開催中! 「歌塾...
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「 山ざくら霞のまよりほのかにも見てし人こそ恋しかりけれ 」(紀貫之) 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に学び、一人ひとりが伝統的「和歌」を詠めるようになることを目標とした「歌塾」開催中! 「歌塾...
「春日野の雪間をわけて生ひいでくる草のはつかに見えし君はも」(壬生忠岑) 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に学び、一人ひとりが伝統的「和歌」を詠めるようになることを目標とした「歌塾」開催中! ...
「ひき別れ年はふれどもうぐひすの巣立ちしまつのねを忘れめや」(明石の姫君/源氏物語) 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に学び、一人ひとりが伝統的「和歌」を詠めるようになることを目標とした「歌塾」開...
「年月をまつにひかれてふる人に今日うぐひすの初音きかせよ」(明石の君/源氏物語) 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に学び、一人ひとりが伝統的「和歌」を詠めるようになることを目標とした「歌...
「 いづる日のおなじひかりによもの海のなみにも今日や春はたつらむ 」(藤原定家) 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に学び、一人ひとりが伝統的「和歌」を詠めるようになることを目標とした「歌塾」開催中...
「ふる雪のみのしろ衣うち着つつ春きにけりとおどろかれぬる」(藤原敏行) 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に学び、一人ひとりが伝統的「和歌」を詠めるようになることを目標とした「歌塾」開催中! 「歌塾...
「あたらしき年のはじめにかくしこそ千歳をかねてたのしきをつめ」(よみ人知らず) 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に学び、一人ひとりが伝統的「和歌」を詠めるようになることを目標とした「歌塾」開催中!...
「年のうちに春はきにけりひととせを去年とやいはむ今年とやいはむ」(在原元方) 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に学び、一人ひとりが伝統的「和歌」を詠めるようになることを目標とした「歌塾」開催中! ...
花は咲いた。軒端の梅は香りを揺らし道端には名も知らぬ草花がほほ笑んでいる。ゆかしき心にまかせ彷徨い歩けば、やがて立ち昇る朧月に足が止まる。どうしたことだろう、目に入る花鳥風月のすべてが変わって見える。『月はそして春は昔と...
老いの、いや人生の境地とはこういうことかもしれない。『来る日も来る日も今日が最後かもしれない、なんて惜しみながら過ごしてきたけれど、どうにかまた新しい年に会うことができた』。いつでも今日が最後であるかのように、毎日をただ...
かつて憧れた春。しかしいざ目の前にすると尻込んでしまう、平安歌人たちが歳暮に寄せる心の揺らぎを数首鑑賞してきた。表層に違いはあれど通底するのは畏怖の念、止めどなく行き過ぎる時間への諦めや抵抗の爪痕だ。平安、とくにその末期...
これまで鑑賞したどれよりも、俊恵の歳暮は退廃的だ。命を置いたそばから消えゆく朝露に譬える、和歌の常套句であるが、今日の歌には譬喩が譬喩でない実感を伴う。それは生とは瞬間の連続でしかないという無常の本質に達しているからだ。...
詞書きには「歳暮のこころ」とある。ところで私たちはどのような心持ちでこの歳暮を迎えているだろうか? 歌合戦に除夜の鐘しまいにはカウントダウンと顔を朱に染めて興奮に励んでやしないだろうか。『一年なんてひと時の夢のよう、年が...