和歌の入門教室 特別編 「古今和歌集 四季の景物一覧表」
古今和歌集の四季歌(春夏秋冬)で登場する主要な景物をリストアップし、詠み出し順に並べました。 これで四季の変化を表する対象とその流れが一目瞭然です。 また「花」「気象」「鳥獣」に分類しているので、歌を詠む際に「霧に紛れる...
古今和歌集の四季歌(春夏秋冬)で登場する主要な景物をリストアップし、詠み出し順に並べました。 これで四季の変化を表する対象とその流れが一目瞭然です。 また「花」「気象」「鳥獣」に分類しているので、歌を詠む際に「霧に紛れる...
古今和歌集とは何か? それは端的に「美の結晶」です。つまり古今集を語ることは、美について語るのと同意なのです。 うわべをさらっておくと延喜五年(西暦905年)、醍醐天皇の勅命により紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑らに...
「折句」は、和歌の中に別の意味を持つ言葉を織り込む言葉遊びです。 似たような技法に「物名」がありますが、「折句」は「5.7.5.7.7」の各句頭に折り込むのが特徴です。 言うなれば「あいうえお作文」のようなものですね。 ...
「縁語」はキーとなる語を設定し、それを連想させる語を歌の中に詠み込む技法です。 例えば「蝶々」をキーワードに据えた場合、「舞う」とか「ひらひら」などの語を合わせて詠むイメージです。と、一見単純で技法と言っていいのか迷うほ...
「掛詞」は同音異義になる景物と心情の言葉を掛け合わせて歌に詠む技法です。 例えば「あき」に(秋)と(飽き)を、「まつ」に(松)と(待つ)を掛けるといった感じです。まあ要するに「ダジャレ」ですね。 この記事の音声配信「第1...
今回は「序詞」を知りましょう。 「序詞」は前回紹介した「枕詞」と同じように、ある語を修飾、別の言い方をすると歌のイメージを膨らませる役割を持っています。ただ「枕詞」と違って口語訳します。また常套句ではないため、字数や表現...
枕詞は5文字の常套句で、修飾する語とされる語のペアが決まっているのが特徴です。 「ひさかたの」とくれば「光」と続くのが分かりやすい例ですね。 ちなみに枕詞自体は口語訳しません。つまり歌意の上ではなくても支障がないのです。...