和歌(奥出雲)「春野辺の 青きむらむら 摘みてゆく その小さき手 母と繋いで」

【入学式、母親に連れられてゆく思い出を詠める】 「はるのべの あおきむらむら つみつゆく そのちいさきて ははとつないで」(和歌DJうっちー) 春の思い出を彩る色、と聞いて何色を連想しますか? やはり「桜色」が定番でしょ...

和歌(平成題詠)「おもしろし 季節外れの 雪降れば 花散る枝に 冬の花咲く」

【暮春に雪の降れる時詠める】 「おもしろし きせつはずれの ゆきふれば はなちるえだに ふゆのはなさく」(和歌DJうっちー) 昨日までの暖かさが一変! 突如、雪が降るまでの寒気がやってきました。 おかげで、しまうつもりの...

和歌(平成題詠)「春風よ いたくな吹きそ あはれ知る 気高き花は 自ずから散る」

【春の風強き日に詠める】 「はるかぜよ いたくなふきそ あはれしる けだかきはなは おのずからちる」(和歌DJうっちー) 今日の風は強かったですね。 せっかく満開になったばかりの桜を、全て散らせるような勢いでした。 そん...

和歌(平成題詠)「春早し 一夜過ぐれば 花が咲き 二夜過ぐれば 蝶となりぬる」

【春の移り変わりを詠める】 「はるはやし ひとよすぐれは はながさき ふたよすぐれば てふとなりぬる」(和歌DJうっちー) 春というのは、本当に移り変わりが早いです。 昨日まで蕾だった桜が一晩で満開になるように、またそれ...

和歌(平成題詠)「凛々と 春陽一刃 花を差す 鋭く陰る その散り様よ」

【春の陽差し強い日に詠める】 「りんりんと はるひいちじん はなをさす するどくかげる そのちりざまよ」(和歌DJうっちー) 春の太陽は、風景の明暗をくっきり分ける鋭さがあります。 私が思うに、それは風景が色づいたことに...

和歌(平成題詠)「おしなべて 春は来ぬらし ようようと ビルの隙間に 桜繁ける」

【桜の満開を詠める】 「おしなべて はるはきぬらし ようようと びるのすきまに さくらしげける」(和歌DJうっちー) 桜の木は本当に至るところにありますね。 雑然とした街中、普段はほとんど存在感のない桜も、この時期はここ...

和歌(奥出雲)「音もなく 峰に宿れる 白雲の 眠りを覚ます 鶯の声」

「おともなく みねにやどれる しらくもの ねむりをさます うぐひすのこえ」(和歌DJうっちー) 奥出雲の春。 厳しい冬を越え、穏やかな日差しが山々を包む。 そこにあるのはうぐいすの一声のみ。 山々に春の知らせが駆ける。

和歌(習志野)「久方の 空立つ雲雀が 初歌を 奏の杜に 春を届ける」

「ひさかたの そらたつひばりが はつうたを かなでのもりに はるをとどける」(和歌DJうっちー) 歌意:「奏(かなで)の杜」は、習志野市で目下再開発中のエリア。巨大なマンションが続々と建設され、平日は重機の轟音が鳴り響い...

和歌(平成題詠)「トワイライト 後朝の色は 忘れじの たびを重ねた 思い出とせむ」

けど…) 【トワイライトエクスプレスの運行終了をよめる】 「とわいらいと きぬぎぬのいろは わすれじの たびをかさねた おもいでとせむ」(和歌DJうっちー) 去る3月13日、札幌と大阪を結ぶ寝台列車「トワイライトエクスプ...

和歌(奥出雲)「要害の 頂きありし 山桜 我にのみとて 秘して咲かなむ」

「ようがいの いただきありし やまさくら われにのみとて ひしてさかなむ」(和歌DJうっちー) 要害山は奥出雲町三沢地区にあるひっそりとした山城です。 小学生のころ何度か登り、その頂から見下ろした、山々の連なりの美しさに...

和歌(平成題詠)「春雨に 足元濡るる 帰り道 散りぬる花を 踏みていくかな」

【題:夜、春雨の降りけるをよめる】 「はるさめに あしもとぬるる かえりみち ちりぬるはなを ふみていくかな」(和歌DJうっちー) まだ桜も咲いていないのに、早速、花が散ってしまった歌を詠みました。 しかし、これこそが古...

和歌(V系恋歌)「長雨の ふるえる身体 包まなむ 過ぎさりし日と 記憶の薔薇に」

「ながあめの ふるえるからだ つつまなむ すぎさりしひと きおくのばらに」(和歌DJうっちー) V系に欠かせない花、それはやはり「薔薇」。 その妖艶な色と香が愛しい人の記憶を優しく包む。 それは古今和歌集の「梅」のよう。...

和歌(奥出雲)「うぐいすの 初音こだます 奥出雲 訪れ待ちぬ 山々もなく」

「うぐいすの はつねこだます おくいずも おとずれまちぬ やまやまもなく」(和歌DJうっちー) 歌意:うぐいすの訪れを待ちわびていたのは山々も同じであった。こだまの響きは、うぐいすと山々との会話のようだ。山深き奥出雲の早...

和歌(平成題詠)「春立ちて ゆきの途絶えし わが宿に 春雨ふりて 袖ぞひぢ濡る」

【立春に春雨の降りけるをよめる】 「はるたちて ゆきのとだえし わがやどに はるさめふりて そてぞひぢぬる」(和歌DJうっちー) 歌意:春が来て、雪から雨に変わった。私が思うあの人も来ないまま、涙で袖が濡れる。 「ゆき」...

和歌(習志野)「あかねさす 習志野はまの まつ君に 逢わぬかぎりは 思ふかいひなし」

「あかねさす ならしのはまの まつきみに あわぬかぎりは おもふかいひなし」(和歌DJうっちー) 歌意:「あかねさす」は枕詞。習志野に掛かる枕にしたいという企ててです。 「まつ」に松と待つを、「かひ」に貝と甲斐を掛ける。...