和歌の本性「一期一会と悪あがきの爪痕」

和歌とは「一期一会」の感動、それに尽きる。 人はなべて冷酷な世界を生きている、永遠に止まない「時間」という絶対王に支配された世界だ。ここで人は生まれ落ちた刹那、全員が死という逃れられない運命に向けて行軍する。足を止めるこ...

感想と補記。英雄たちの選択「百人一首~藤原定家 三十一文字の革命~」

いや~、見どころ満載でしたね!お正月に放送された英雄たちの選択「百人一首~藤原定家 三十一文字の革命~」。まさに百人一首祭りといった満腹感でした。 何といっても出し惜しみのないテンポの速さが良かったと思います。各エピソー...

見どころ解説! 英雄たちの選択 正月スペシャル「百人一首~藤原定家 三十一文字の革命~」

もういくつ寝ると♪ お正月ですね。お正月といえば凧あげコマ回し、そして何と言っても百人一首! ということでなんと、新春1月4日(土)19時よりBSプレミアムにて百人一首のスペシャル番組が放送されます。タイトルはずばり、英...

高校必修科目に古典は必要である「和歌所的」理由

先日興味深いブログ記事を見つけました。タイトルは『「高校必修科目に古典は必要か」あなたはどう思う?』です。去る2019年1月に明星大学人文学部日本文学科が主催した「古典は本当に必要なのか?」というシンポジウムの討論内容を...

「令和元年 秋の和歌文化祭」開催レポート

去る11月10日、肥後細川庭園内の松聲閣にて恒例の「和歌文化祭」を開催しました。 今回はな、なんと、みなさまの要望を受けて午前午後の計8時間のぶっ通しです。 会場となった「松聲閣」は旧熊本藩細川家下屋敷で細川家の学問所と...

和歌という行為の本質、「いろは歌」と「三法印」

いわゆる「歌の父母」をご存知でしょうか? 紀貫之は古今集の仮名序に「難波津」と「安積山」を挙げ、歌の父母でありまた書の手習いとしても定番であると記しています。今でも「難波津」は百人一首(競技かるた)の序歌として親しまれて...