令和和歌所「歌塾」のダイジェスト(古今和歌集の「立秋」歌を知る)
令和和歌所では、和歌を知り学び、詠むための「歌塾」を開催しています。 https://wakadokoro.com/kajuku/ みんなで古典和歌を詠めるようになろう! 和歌の基礎を身につける講義を、オンラインで開催し...
令和和歌所では、和歌を知り学び、詠むための「歌塾」を開催しています。 https://wakadokoro.com/kajuku/ みんなで古典和歌を詠めるようになろう! 和歌の基礎を身につける講義を、オンラインで開催し...
六十八番「心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜半の月かな」(三条院) 和歌と現代短歌の違いの最たるは、「リアリティ」というところにあると思います。現代短歌は「我」が生きる生の実感をえぐるように吐き出したところに、...
英語講師であり日本舞踊マスターのろっこが、念願の「舞踊部」をはじめました! 演歌じゃなくK-popでおしゃれに楽しく、日舞をならって、素敵な着物の所作を学んでみませんか。目指すは奉納舞の天つ舞姫です! →近日開催の舞踊部...
六十七番「春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなくたたむ名こそ惜しけれ」(周防内侍) 張りつめていた空気があれよと解けるおもしろさ、いいも悪いも百人一首の配列は妙技です。 歌ですが千載集の詞書にはこうあります。二月の月の明るい...
六十六番「もろともにあはれと思へ山桜花よりほかに知る人もなし」前大僧正行尊 中世文学の重要なキーワードに「漂白の歌人」というものがあると思いますが、それを形作ったのが行尊です。行尊は祖父に三条院をもち、父基平は参議に昇る...
六十五番「恨みわびほさぬ袖だにあるものを恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ」(相模) 「生老病死」、これらは人生に横たわる恐怖の根源といえるものですが、それにもまして平安貴族が恐れたものがあります。なにか? それは“人のうわさ”...
六十四番「朝ぼらけ宇治の川霧たえだえにあらはれわたる瀬々の網代木」(権中納言定頼) この歌、実は革新的な一首です。和歌とは本来、人の心を種としてよろずの言の葉になったものですから、自然風景に託されて人間の心情、思いの丈が...
六十三番「今はただお思ひ絶なむとばかりを人づてならで言ふよしもがな」(左京大夫道雅) 左京大夫道雅(藤原道雅)は藤原伊周の長男、五十四番の儀同三司母は祖母にあたります。百人一首を見まわした時、歴史的に先行するはずの前歌の...
六十二番「夜をこめて鳥のそら音ははかるともよに逢坂の関はゆるさじ」(清少納言) 清少納言とえば五十七番の紫式部とともに平安時代の著名な女房であり、互いのライバル関係が古典的な語り草となっていますよね。しかし、じつのところ...
六十一番「いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな 」(伊勢大輔) 当意即妙の歌のやりとり、和歌のダイナミズムを知れるのは以外にも!? 女房歌人の歌だったりします。百人一首では六十番台前半の小式部内侍と伊勢大輔...
六十番「大江山いく野の道の遠ければまだふみもみず天の橋立」(小式部内侍) いつの時代も、イヤミな男は嫌われますね。歌合せに招かれることになった小式部内侍、そこにある男が現れます。その名は藤原定頼、こいつはご丁寧にも「歌は...
五十九番「やすらはで寝なましものをさ夜ふけてかたぶくまでの月を見しかな」(赤染衛門) あなたが来ないことを知っていたら、ためらわず寝てしまったものを。ほれこのとおり、夜明けの月を見るまで待ってしまいました。和歌で夜明けに...
歌塾は「現代の古典和歌」を詠むための学び舎です。初代勅撰集である古今和歌集を仰ぎ見て日々研鑽を磨き、月に一度折々の題を定めて歌を詠みあっています。 令和三年八月は以下の詠草が寄せられました。一部を抜粋してご紹介します。 ...
五十八番「有馬山猪名の篠原かぜ吹けばいでそよ人を忘れやはする」(大弐三位) 大弐三位は紫式部の娘です。この後のラインナップをみると登場がちょっと早いんじゃないかと思いますが、定家は母の後につづいて娘を配置しました。実はこ...