実況! 六百番歌合「枯野 十三番」~源氏見ざる歌詠みは遺恨の事なり~

時は建久五年(1194年)、左大将良経主催による歴史歴な歌合せが行われた。世にいう「六百番歌合」である。これはその模様を和歌DJうっちーの解説のもと、面白おかしく実況しようという試みである。 実況:六百番歌合せは知らなく...

実況! 六百番歌合「余寒 十二番」~俊成の絶賛~

時は建久五年(1194年)、左大将良経主催による歴史歴な歌合せが行われた。世にいう「六百番歌合」である。これはその模様を和歌DJうっちーの解説のもと、面白おかしく実況しようという試みである。 実況:六百番歌合せにおける、...

柿本人麻呂 無常を詠む

「諸行無常」と聞けば、教科書に載っていた二つの作品を真っ先に思い出すのではないでしょうか。 1.平家物語「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の・・」 2.方丈記 (鴨長明1212年)「ゆく河の流れは絶えず...

実況! 六百番歌合「余寒 四番」~俊成の公平中立~

時は建久五年(1194年)、左大将良経主催による歴史歴な歌合せが行われた。世にいう「六百番歌合」である。これはその模様を和歌DJうっちーの解説のもと、面白おかしく実況しようという試みである。 実況:DJうっちー、次は?D...

柿本人麻呂 弓月が岳を詠む

あしひきの 山川の瀬の 響るなへに 弓月が岳に 雲立ち渡る  柿本人麻呂歌集出の万葉集1088の詩には雄大でかつ澄んだ瀬音と雲や蒸気の動きまでも感じさせる文学史上の白眉と感じざるを得ません。偉大な詩です。 1300年経て...