比べてわかる「和歌と短歌」の違い!
今回のテーマはずばり「和歌と短歌」の違いです。 その前に、万葉集など古代歌謡をご覧いただくと分かりますが元来和歌には「五・七」の繰り返しいかんで長歌や旋頭歌といった形式があり、そのうち三十一文字で完結するものを「短歌」と...
今回のテーマはずばり「和歌と短歌」の違いです。 その前に、万葉集など古代歌謡をご覧いただくと分かりますが元来和歌には「五・七」の繰り返しいかんで長歌や旋頭歌といった形式があり、そのうち三十一文字で完結するものを「短歌」と...
百人一首や和歌が好き! という方は、実はけっこういるのではないかと思います。 例えばこういう歌には、伝統的な花鳥風月の叙景がすぐさま呼び起こされ、日本人であれば誰しも深い感慨を覚えるでしょう。 「春すぎて 夏来にけらし ...
和歌の美を言葉で説明することは大変です。なにせ目に見えないものですからね。 とはいえ「なんとなくいいね~」では終われないのが職業歌人です。 歌の優劣を他者に説明できてこその専門家なのです。 藤原定家ともなると、様々な表現...
恋の和歌はなぜつまらないか? 世間一般では「今と変わらぬ恋心に胸キュン必至!」と無条件に礼賛されている感がありますが、 正直申し上げて、恋の和歌は面白いものではありません。 この記事の音声配信「第八回 胸キュン必至? 恋...
子規は下手な歌人にて、近代短歌などくだらない歌の集まりである。 その代表歌「くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる」などは実にあきれ返った無趣味の歌である。彼は写生主義・写実主義、つまり見たまま感じたまま...
古今和歌集とは何か? それは端的に「美の結晶」です。つまり古今集を語ることは、美について語るのと同意なのです。 うわべをさらっておくと延喜五年(西暦905年)、醍醐天皇の勅命により紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑らに...