カテゴリー: 歌論
万葉集の代表歌、歌風、選者そして歴史をざっと知る!
新元号「令和」の出典となったことで、一躍脚光を浴びた「万葉集」。今回はこれから古典和歌に親しもうという方に向け、万葉集の秘密をお話しします。ぜひご一読ください。 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に...
壊すべき古典を、あなたは持っているか?
古典そして伝統とは何か? それは古人によって築かれた原則である。 人間はこれを壊しては創り直してきたが、この爪痕を文化という。 こと日本において、文化がドラスティックに刷新され続けたのが「詩歌」である。 プリミティブな「...
定家様にインタビューしてみた ~毎月抄で知る初心者の心得~
みなさまこんにちは、和歌所の和歌DJうっちーです。 毎回和歌の偉人をお招きするこのコーナー、二回目はかの御大「藤○定家」様です。 盛大な拍手でお迎えください! 和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう! 代表的な古典作品に学...
歌詠みの手引き、和歌の型
さあみなさん、歌を詠みましょう! と言われてもなかなか詠めるものではありませんよね。 感じたままを三十一文字にまとめればいいのです! などと言われると、これが余計に難しい…… だいたいの人間にとって、素の感情を出すなんて...
芸術としての「和歌の優位性」
芸術作品として、和歌にはいかなる価値があるでしょうか? いや、そもそも和歌に芸術的価値なんてものがあるのでしょうか? 絵画や音楽などと比較して、詩歌とくに「短詩型文学」の和歌(短歌)や俳句といったものは、芸術に値しないと...
和歌の鑑賞ポイント(上級編)〜新古今和歌集、見えないものを見る〜
先日「和歌の鑑賞ポイント」として、主に「古今和歌集」の楽しみ方をご紹介しました。和歌の味わい方が、きっと広がったと思います。→関連記事「和歌の鑑賞ポイント 〜古今和歌集の楽しみ方〜」 でも和歌の素晴らしさはこんなもんじゃ...
いい歌とは? 和歌が生む「美しさ」を知る
和歌において、いい歌とはどんな歌か? 答えをシンプルに言うと、、 いいと感じた歌が「いい歌」なのです! すみません、身も蓋もないですね…… しかし和歌(短歌)は三十一文字というわずかな字数で生産されるがゆえに、ほとんどの...
心と詞で知る、三大集(万葉、古今、新古今)と玉葉集(京極派)の歌風
万葉集、古今和歌集、新古今和歌集。これらを総じて「三大集」と言ったりします。古今から新古今の間には六つの勅撰集が存在しますが、古典和歌では歌風的な特徴が際立っている上の三つをとくに重んじたのですね。 ※ちなみに「三代集」...
「歌よみに与ふる書」を読み解く。そしてますます子規を好きになる。
何を隠そう、私は正岡子規の大ファンです。 子規といえば俳句雑誌「ホトトギス」や短歌結社「根岸短歌会」を起こし、近代日本の詩歌文芸の礎を築いた偉大なる俳人、歌人として知られています。 作品は知らなくても、坊主で横顔の肖像写...
「和歌」を鑑賞する価値
和歌を鑑賞する価値とは何か? これが今回のテーマです。 前提として「和歌」という言葉ですが、私はこれを現代の「短歌」に対する言葉として扱っています。 ただ、和歌には“五七”の繰り返し数により「長歌」や「旋頭歌」といった形...
和歌・古典好きはまず、「奥の細道」を読もう!
今の時代に和歌なんて古臭いものを学ぼうなんて人に、ぜひ知ってほしい文章があります。 松尾芭蕉の紀行文「奥の細道」です。 芭蕉はもちろん俳諧の人ですから、奥の細道に収めれているのは和歌ではありません。私が知ってほしいのは、...
「七夕の歌」で知る万葉集、古今和歌集、新古今和歌集の違い
ハロウィンにクリスマスと、西洋イベントに押され気味の日本の伝統行事ですが、こと「七夕」だけは、奈良時代から今に至るまで根強い人気があります。 →関連記事「七夕伝説とロマンチックな恋の歌」 七夕に関する歌は最古の歌集「万葉...