【和歌吟行】東への帰り路にて
序 出雲より東への帰り路の車窓より 草々 車窓より大山を見て「乗りあひの人もゆかしく思ふかなとほざかりゆく伯耆の富士を」 「目に映えていみぢきものはしろたへの雪をかぶれる冬の大山」 「だんだんと思ふこころぞまさりゆくふた...
序 出雲より東への帰り路の車窓より 草々 車窓より大山を見て「乗りあひの人もゆかしく思ふかなとほざかりゆく伯耆の富士を」 「目に映えていみぢきものはしろたへの雪をかぶれる冬の大山」 「だんだんと思ふこころぞまさりゆくふた...
序 初春の日、意宇(現在の松江・安来の一部)にてある神々の社をめぐりすがら詠める 草々 八重垣神社にて「八雲立つべきや出雲の八重垣に八重垣あらで日ぞ照らしつる」(圓学) 竹内神社にて「今年こそ大和の歌を伝えよとやる気達磨...
序 来秋のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」にちなみ、令和六年大晦日、松江にてある小泉八雲旧居を訪れて。 草々 八雲庵に明々庵、出雲そばの名店が点在する城山の地区に、小泉八雲の記念館と旧居があります。一般的には『小泉八雲』...
序 備中高梁は今や雲海に浮かぶ備中松山城で有名だが、わたしにとっては「男はつらいよ」のロケ地として、とりわけ愛すべき第32作「口笛を吹く寅次郎」の舞台として心を占めている。 草々 劇中では素朴な駅舎であったが「見し影やい...