伊勢 ~女貫之の冷たい仮面~

伊勢は三十六歌仙にも選出され、歴代の勅撰和歌集に計176首も採られた凄腕の女流歌人です。 古今和歌集では小野小町と双璧をなしていますが、この二人は実に対照的なのです。 この記事の音声配信「和歌マニア(第18回)伊勢」を ...

和泉式部 ~恋にまっすぐな平安ジェンヌ~

和泉式部は女房三十六歌仙にも選ばれた平安時代中期に活躍した歌人です。 紫式部はじめ赤染衛門、伊勢大輔らと共に時の中宮、藤原彰子に仕え、華やかりし女流文化勃興の一役を担いました。 ご承知のとおり和泉式部は多情で知られ、藤原...

貫之様にインタビューしてみた ~古今和歌集 仮名序妄訳~

みなさまこんにちは、令和和歌所を運営しております和歌DJうっちーです。 今日はスペシャルゲストにあの「○貫之」様をお招きしました。 古今和歌集に対する思いをいろいろと聞いてみたいと思います。 和歌DJうっちー ※以下(D...

和歌で知る、桜と日本の心

万葉の時代から今に至るまで、桜は特別な花として日本人に愛されてきました。 →関連記事「桜はいつ日本の花になったのか」 ただその愛され方は、時代によって異なります。今では花の下で宴会をしたり卒業や入学などの門出を彩る花とし...

和歌の鑑賞ポイント 〜古今和歌集の楽しみ方〜

百人一首や和歌が好き! という方は、実はけっこういるのではないかと思います。 例えばこういう歌には、伝統的な花鳥風月の叙景がすぐさま呼び起こされ、日本人であれば誰しも深い感慨を覚えるでしょう。 「春すぎて 夏来にけらし ...

梅歌、五感で感じるハーモニー

春を代表する花、梅と桜。 これらの最大の違いってなんだと思います? おそらく「花弁の形」または「花の付き方(花柄の有無)」なんて答える方が大半だと思います。 間違ってはいませんが、和歌的にいうとそれは違いになりません。 ...

余情妖艶と小野小町

和歌の美を言葉で説明することは大変です。なにせ目に見えないものですからね。 とはいえ「なんとなくいいね~」では終われないのが職業歌人です。 歌の優劣を他者に説明できてこその専門家なのです。 藤原定家ともなると、様々な表現...

梅と鶯のアヤシイ関係

新春を彩る花、それが「梅」です。 そして梅といえば…、そう「鶯(うぐいす)」ですね。 花札の絵柄でも見られるように、「梅と鶯」の取合せは多くの人が知る所です。 →関連記事「梅の鑑賞ポイント」 →関連記事「11月に柳!? ...

古今集の残酷な「恋の和歌」、その全てがわかるショートストーリー

歴々の勅撰和歌集に横たわる美学、それが時間的推移による配列です。勅撰集の二大テーマのひとつ四季歌はもちろん、一方の恋歌も時間的推移つまり「恋のプロセス」によって歌は整然と並べられているのです。 ちなみに古今和歌集の恋部(...

百人一首はなぜつまらないか

百人一首といえば和歌に興味がなくても知っている方は多いでしょう。 ただそれはカルタ遊びとしてかもしれませんが、和歌文化を今に残すという意味では極めて重要な存在です。 百人一首は和歌界の偉人、藤原定家が選出した和歌のアンソ...

日本美の幕開け! 年内立春の歌に紀貫之の本気をみた

古今和歌集の巻頭一番歌であり「春上」部の第一首。 1「年の内に春はきにけりひととせを 去年(こぞ)とやいはむ今年とやいはむ」(在原元方) 年内に立春が来た。この一年を去年と言おうか、今年と言おうか、という歌です。これは古...

年賀状におすすめの和歌 ※お手本あり!

師でなくとも忙しいのが「師走」です。忘年会にクリスマスなどのイベント、大掃除や帰省の準備などやること盛りだくさんです。仕事は仕事で小売・サービス業などは大繁忙期です。これに会社の決済月が12月だったりするとぶっ倒れてしま...

美の結晶、白雪はいかに美しいか?

立冬の頃、11月初旬には気持ちのいい小春日和にも出会えたものですが、小雪の頃を過ぎれば本格的な冬、雪の話題もちらほら聞こえるようになります。 さて、古今和歌集の「冬部」歌は全部で29首あります。その中で「雪」が詠まれた歌...

君とは誰だ? ~君が代と古今和歌集~

今回は少々デリケートな問題に足を踏み入れたいと思います。 「君が代」です。 「君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」 言わずと知れた日本国の国歌です。 デリケートな問題というのは、君が代の「起立...