春はいつから春? 八代集で知る春のはじまり!

古来より歌人たちは「四季」に深い関心を寄せてきました。古今和歌集をはじめ歴代の勅撰集の巻頭が「春部」から始まる構成をとっていることが、これを雄弁に物語っています。 ところでこの「春」って季節、いつからはじまると思います?...

和歌とお茶の濃い関係

現在の日本文化の代表格といえば? 和歌と言いたいところですが、おそらく茶道(侘び茶)でしょう。 茶道はその歴史背景や精神性に深みがあるだけでなく、衣食住、日本文化のいいところを取り込める多面性と作法というパフォーマンス性...

「妄想女子の恋歌日記」~恋顧みる1月の巻~

●1月31日 春。 新しい命が息吹く特別な季節 見るものすべてが輝いて見えた つまんない人生も、 春になればきっと変わるって いつも信じてた それが私にとっての春、 だった。 彼と出会って一年、 恋が終わってみれば 私は...

百人一首の歌人列伝(業平、定家に西行…人気二十歌人の面白エピソードと代表歌を知ろう! )

※完売につき販売終了となりました。 令和和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」! 百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ」ものです。厳選した百人一首二十歌人の面白エピソードと代表歌をぜひ知ってください。 これ...

「妄想女子の恋歌日記」~恋終わりの12月の巻~

●12月9日 時雨の夜、突然彼から電話があった でもお互いに交わす言葉もなくて、 聞こえるのは 傘を持たない私に降る 冷たい雨音だけ 分かってるよ 「別れよう」って言いたいんでしょ? でも聞きたくない 心変わりしたあなた...

「妄想女子の恋歌日記」~恋飽きられる11月の巻~

●11月某日 学校からの帰り道。 家の近くのあぜ道なら誰にも見られないって、 初めて手をつないだ夏の日。 ずっとずっと、一緒にいられると思ってた。 秋風が吹き付ける。 あぜ道を行くのは私一人。 田の実と、彼を頼みにしてい...

「妄想女子の恋歌日記」~恋待ちきれぬ10月の巻~

●10月10日 あの有明の朝から 彼とはほとんど会ってない 今日も友達と予定があるとかって みじかいLINEが来た 彼はこんな一文で済ませてくるけど 私はもっともっと話がしたい こんなに好きだってこと、全力で伝えたい 会...

僧正遍照 ~仏の道は恋の道? 笑いを誘うエロ坊主~

「平安時代のお坊さん」というと、どんなイメージを描きますか? 五つの「心願」を立て、それが叶うまで山を下りないと誓い、後に天台宗の開祖となった「最澄」。 →「天台宗の歴史」 「往生要集」を起こし、浄土教の思想の礎のみなら...

色彩感覚に乏しい平安歌人? 好きな色は「白」一択! の謎。

突然ですが質問です。 あなたが好きな色は何色ですか? 学研教育総合研究所が行った「小学生白書Web版(2011年12月調査)」によると、 男子は「青色」、女子は「水色」が“好きな色”の回答に最も選ばれていました。 男女と...

「妄想女子の恋歌日記」~恋いざよふ9月の巻の巻~

●9月16日(あした~ゆふ) 有明月の下、彼が 「今夜も来るよ!」 って別れてから、別れた瞬間から、 彼に会いたくて、寂しくて 気がつくと泣いている もう夕方、 ひぐらしが鳴いている もうすぐ会えるよね? 771「今こむ...

西行 ~出家はつらいよ、フーテンの歌人~

西行は古今東西数多いる歌人の中で、最も愛されている歌人です。 生存中は天皇から遊女まで貴賤を問わず幅広く交友を持ち、死後は宗祇や芭蕉といった名だたる数寄者の憧憬を集めました。 「西行物語」「保元物語」「雨月物語(白峰)」...

「妄想女子の恋歌日記」~恋あくがるる8月の巻~

●8月7日 彼と出会って、なんだかんだでもう半年 初めての一目惚れ ずっと遠くから憧れてた まさか付き合えるなんて、思ってなかったけどね 不思議なのはあの頃のドキドキが 今も続いてるってこと 初めて聞いた彼の声 ずっと耳...

源実朝 ~甘えん坊将軍、鎌倉の海に吠える~

源実朝は若干12歳でその座についた鎌倉幕府の第三代征夷大将軍。 父は源頼朝、母は北条政子とまさに武家のサラブレッドのような人ですが、 その実像は和歌ひいては京の文化に憧憬を抱き続けた続けた文学青年です。 この記事の音声配...

凡河内躬恒 ~麗しき二番手の真価~

古今和歌集において左の筆頭が紀貫之ならば、右の筆頭はやはりこの人、凡河内躬恒です。 貫之と共に古今集の選者であり、入撰数は貫之(99首)に次ぐ二番目(60首)、 さらに貫之と共に三十六歌仙にも撰ばれ、百人一首にも歌が採ら...