天の川だけじゃない、恋歌に詠まれる「川」特集!

今回のテーマは「恋」と「川」です。 一見つながりを感じにくいこの二つですが、実は和歌では非常に関連が深いのです。 恋にまつわる川と言うと、七夕伝説で有名な「天の川」がまず浮かぶかもしれませんね。 愛し合っていた夫婦、牽牛...

「妄想女子の恋歌日記」~恋怪しむ6月の巻~

●6月6日 学校で逢えないから、 私の方から彼の家に来てしまった 「来ちゃった…」ってやつよ でもいいよね? まがいなりにも私「彼女」なんだから 私的にはけっこう勇気を振り絞った行動だったんだけど 肝心の彼の部屋の灯りは...

雨に詠えば ~詩吟・イン・ザ・レイン~

梅雨真っ只中。今日もシトシトと雨が降っています。 雨の日が好き、という人は少ないかもしれませんね。 でもこの雨、平安歌人たちは大の大好きです! この記事の音声配信「第35回 和歌の雨を知る」を Youtubeで聴く iT...

「七夕の歌」で知る万葉集、古今和歌集、新古今和歌集の違い

ハロウィンにクリスマスと、西洋イベントに押され気味の日本の伝統行事ですが、こと「七夕」だけは、奈良時代から今に至るまで根強い人気があります。 →関連記事「七夕伝説とロマンチックな恋の歌」 七夕に関する歌は最古の歌集「万葉...

雨の四季とその色

無色透明の「雨に色がある」と言ったら驚かれるでしょうか? しかもそれは四季によって異なる、と言えばなおさら。 でも私には見えるのです、富める雨の彩りがまざまざと! ただこの色、ぼーっと眺めているだけでは見えてきません。 ...

「妄想女子の恋歌日記」~恋しのぶ5月の巻~

●5月1日 あ~もうめんどくさい あたしと彼はめっちゃラブラブだっていうのに、あの取り巻きどもよ 「これ以上、彼に近づくな!」ってこれって脅しじゃない? そんなもんに私たちが屈するわけないんだけどさ なんか面倒になるもヤ...

「妄想女子の恋歌日記」~恋思ふ4月の巻~

●4月10日 夢みたい 彼と会ったの ううん、会っただけじゃなかったわ あの日以来、わたしの心は彼のことだけ 起きもしないし、寝もしない なんだか分からないフワフワした心地で過ごしてる 春の恋って、こういうものなのかしら...

ストップ・ザ・シーズン! ~行く春と来る夏~

春が行き、夏が来る。 一見当たり前のことのようですが、これはあくまでも暦における名目上の変化に過ぎません。 季節は移ろえど、人の心はそう簡単に切り替えられないものです。 一度あれに出会ってしまってはね… 何の話かって? ...

春の大トリ! 暮春の舞台に立つ「藤の花」

若菜を摘んだのはいつの日か、梅そして桜が散ってしまうと、もはや春も終わりの様相。 緑が繁る太陽燦々の夏の日を思うと、なおさらこの優しい季節が名残惜しくなりますよね。 そんな沈鬱の時期に最後の春を感じさせてくれる花、それが...

「妄想女子の恋歌日記」~恋萌ゆる3月の巻~

●3月20日「あかぬ君」 花もほころぶ3月、しげく萌ゆるは恋心 この恋、実はちょっと進展あり なんと、彼とSNSで繋がったの あ~、彼の一挙手一投足、コンマ一秒も逃さず、ずーっと見ていたい! 春の霞たなびく山桜って、いく...

追憶のスイッチ ~花橘が誘うノスタルジア~

思いがけず“ある刺激”を受けて、ふと過去の記憶がよみがえった経験、みなさんもありませんか? 406「あまの原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」(安倍仲麿) 安倍仲麿は「月」を仰ぎ見て、遥か遠い故郷へ望...

初夏のパープルヘイズ ~「あやめ」と「紫草」の秘密~

和歌の春。 残雪と若葉のみずみずしいコントラスト。木々を染める薄紅の艶やかな色どり。 心も踊る鮮やかな色彩が季節を染めます。 同じく夏。 その初旬を染めるのは「藤」や「あやめ」に見える「紫」です。 でもこの「紫」、なんだ...

「妄想女子の恋歌日記」~恋初めし2月の巻~

私、春が大好き! 雪間から若菜が芽吹き、初々しいさえずりが響く。 全てが真新しくなる希望いっぱいの季節、それが春! 春になれば何かが変わるって、ずっと信じてた。 そして、それは本当に始まったの。 ●2月4日「はつかに見え...

別れと旅立ちに添える歌

3月… それは別れと旅立ちの季節。人が旅立つとき、そこには必ずドラマが生まれます。そしてドラマあるところには歌もまたある、というのが平安時代です。 今回は古今和歌集の中から、「別れ」と「旅」の歌をご紹介しましょう。 この...