吉野といえば雪? 桜? 和歌で吉野山の歴史を知る

和歌に歌枕は数えきれないほどありますが、詠まれた回数でもそして歴史的にも最重要といえばここではないでしょうか? 「吉野」です。 現在、吉野山といえば世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一角としてその名が知られますが、知名...

素性法師 ~機知と皮肉、平安歌人のエスプリここに極まる!~

古今和歌集の代表歌人で好きな人を問えば、在原業平または凡河内躬恒、もしくは小野小町といった答えが返ってくるかと思います。かくいう私、もちろんダントツで貫之パイセンです。理知的と揶揄されますが、その裏に見え隠れするユーモア...

平安の三大歌合戦!(寛平后宮歌合、天徳内裏歌合、六百番歌合)

国民的バンド、サザンオールスターズの熱唱で幕を閉じた第69回NHK紅白歌合戦。 大みそか恒例の番組も、今回は平成最後ということで例年以上の盛り上がりを見せました。 さてこの歌合戦、平安貴族たちも負けず劣らず熱中していまし...

歌詠みの手引き、和歌の型

さあみなさん、歌を詠みましょう! と言われてもなかなか詠めるものではありませんよね。 感じたままを三十一文字にまとめればいいのです! などと言われると、これが余計に難しい…… だいたいの人間にとって、素の感情を出すなんて...

心と詞、三大集の歌風と京極派を知る

万葉集、古今和歌集、新古今和歌集。これらを総じて「三大集」と言ったりします。 古今から新古今の間には六つの勅撰集が存在しますが、古典和歌では歌風的な特徴が際立っている上の三つをとくに重んじたのですね。 ※ちなみに「三代集...

日本文化の最重要ワード「わぶ(わび)」を知る!

“古語辞典”もしくは“テストに出る古文単語300”なんてのでもいいのですが、 パラパラとめくってみると、あることに驚かされます。 「あいなし」(形) 「あじきなし」(形) 「いたづらなり」(形動) 「うし」(形) 「うた...

身を知る雨 〜和歌で知る平安のジンクス〜

今も昔もつい気になっちゃう、今回は和歌と「ジンクス」の話をご紹介しましょう。 ジンクスとは、例えば「茶柱が立つと良いことが起こる」とか「黒猫が横切ると悪いことが起こる」といった縁起を担ぐ事象もろもろを言います。 みなさま...

花見の前に知りたい! 風流人を気取れる「桜の褒め方、愛で方」

三月、「春分の日」にもなれば陽気も心地よく、いよいよ本格的な春を感じられるようになります。 ただ文字どおり春分は“春を分ける日”ですから、暦の上(二十四節気)では春はすでに後半に突入した事になります。 春の後半といえば、...

春はいつから春? 八代集で知る春のはじまり!

古来より歌人たちは「四季」に深い関心を寄せてきました。 古今和歌集をはじめ歴代の勅撰集の巻頭が「春部」から始まる構成をとっていることが、これを雄弁に物語っています。 ところでこの「春」って季節、いつからはじまると思います...

「妄想女子の恋歌日記」~恋顧みる1月の巻~

●1月31日 春。 新しい命が息吹く特別な季節 見るものすべてが輝いて見えた つまんない人生も、 春になればきっと変わるって いつも信じてた それが私にとっての春、 だった。 彼と出会って一年、 恋が終わってみれば 私は...

「妄想女子の恋歌日記」~恋終わりの12月の巻~

●12月9日 時雨の夜、突然彼から電話があった でもお互いに交わす言葉もなくて、 聞こえるのは 傘を持たない私に降る 冷たい雨音だけ 分かってるよ 「別れよう」って言いたいんでしょ? でも聞きたくない 心変わりしたあなた...

「妄想女子の恋歌日記」~恋飽きられる11月の巻~

●11月某日 学校からの帰り道。 家の近くのあぜ道なら誰にも見られないって、 初めて手をつないだ夏の日。 ずっとずっと、一緒にいられると思ってた。 秋風が吹き付ける。 あぜ道を行くのは私一人。 田の実と、彼を頼みにしてい...

「妄想女子の恋歌日記」~恋待ちきれぬ10月の巻~

●10月10日 あの有明の朝から 彼とはほとんど会ってない 今日も友達と予定があるとかって みじかいLINEが来た 彼はこんな一文で済ませてくるけど 私はもっともっと話がしたい こんなに好きだってこと、全力で伝えたい 会...

僧正遍照 ~仏の道は恋の道? 笑いを誘うエロ坊主~

「平安時代のお坊さん」というと、どんなイメージを描きますか? 五つの「心願」を立て、それが叶うまで山を下りないと誓い、後に天台宗の開祖となった「最澄」。 →「天台宗の歴史」 「往生要集」を起こし、浄土教の思想の礎のみなら...

→「和歌と風雅のこと始め(睦月の会)」1/26(日)9:50~11:50