【和歌マニア(第45回)】アーティスト特集「凡河内躬恒」

麗しき二番手の真価、凡河内躬恒の優美な歌を大特集! 貫之の陰に隠れてあまり知られていないけれど、躬恒はいい歌が多いのです。芸能人に例えたら高橋一生? 今回もろっこの躬恒熱が爆発! 通りすがりの和歌マニア吉三(きちさ)さんもいるよ。

♪放送で紹介した和歌
「月夜には それとも見えず梅花 香をたづねてぞ 知るべかりける」(凡河内躬恒)
「女郎花 吹きすぎてくる 秋風は 目には見えねど 香こそ知るけれ」(凡河内躬恒)
「風ふけば 落つる紅葉ば 水きよみ 散らぬ影さへ 底に見えつつ」(凡河内躬恒)
「手もふれで 惜しむかひなく 藤の花 底に映れば 波ぞ折りける」(凡河内躬恒)
「夏と秋と 行きかふ空の 通い路は かたへ涼しき 風やふくらむ」(凡河内躬恒)
「心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花」(凡河内躬恒)
「初雁の はつかに声を ききしより 中空にのみ 物を思ふかな」(凡河内躬恒)
「ひとりして 物をおもへば 秋の夜の いなばのそよと いふ人のなき」(凡河内躬恒)