【和歌マニア(第35回)】梅雨本番! 和歌の雨を知る。
和歌では同じ「雨」という現象が季節によって違う呼び方がされます。さらにそこに見える「色」までも違うのです。今回はセンチメンタル大好き! 和歌を育んだ雨の歌を特集します。 ♪放送で紹介した和歌 20「梓弓 おして春雨 今日...
和歌では同じ「雨」という現象が季節によって違う呼び方がされます。さらにそこに見える「色」までも違うのです。今回はセンチメンタル大好き! 和歌を育んだ雨の歌を特集します。 ♪放送で紹介した和歌 20「梓弓 おして春雨 今日...
6月の「わくわく和歌ワークショップ」では、 ご参加のみなさま全員に詠歌いただけるよう「(長)連歌形式」にリニューアルします。 題して「はじめての古今伝授と連歌会(6月の巻)」! ご参加のみなさまには、事前に以下いずれかの...
通称中世のジャイアン!?こと後鳥羽院。その俺様イズムに「一首惚れ」したろっこ曰く、後鳥羽院はぜったいに“射手座のB型”だって。聞けばだれもがファンになる、日本史上稀有な帝王の歌をご紹介します。 ♪放送で紹介した和歌 「桜...
梅雨真っ只中。今日もシトシトと雨が降っています。 雨の日が好き、という人は少ないかもしれませんね。 でもこの雨、平安歌人たちは大の大好きです! この記事の音声配信「第35回 和歌の雨を知る」を Youtubeで聴く iT...
ハロウィンにクリスマスと、西洋イベントに押され気味の日本の伝統行事ですが、こと「七夕」だけは、奈良時代から今に至るまで根強い人気があります。 →関連記事「七夕伝説とロマンチックな恋の歌」 七夕に関する歌は最古の歌集「万葉...
「意識高い系」という言葉をご存知でしょうか?これは「物知り顔で、実は中身のない人物」の俗称なのですが、平安時代にもこう揶揄された人物がいます。「清少納言」です。 清少納言は一条天皇の中宮定子に仕えた女房の代表格です。父は...
ピアノ初心者がカノン(パッヘルベル)を練習曲とするように、かな書にも「手習い歌」というものあります。 「難波津に さくやこの花 冬ごもり いまは春べと さくやこの花」 「安積山 かげさへみゆる 山のゐの 浅きこころを 我...
古今集の恋歌を現代の妄想女子が日記にしてみた! 恋、それは想いしのぶもの。くすぶった感情は、波乱の火種を抱えてる!? 今も昔も恋する女子の妄想は止まらない。ろっこが持論を展開、「よみ人知らず」は日本匿名文化の起こりである...
「歌会あさぎいろ」5月28日の歌会のお題は「花橘」「ほととぎす」です。 ■短連歌 以下の句に、上の句を付けていただきます。 「ゆめの枕に 匂ふたちばな」(式子内親王) 例) 「五月雨の みだれて今朝の つゆけきは」(和歌...
●5月1日 あ~もうめんどくさい あたしと彼はめっちゃラブラブだっていうのに、あの取り巻きどもよ 「これ以上、彼に近づくな!」ってこれって脅しじゃない? そんなもんに私たちが屈するわけないんだけどさ なんか面倒になるもヤ...
貴族の恋愛。上流階級のそれは華やかで憧れを抱きますよね。ただこれは男性目線が過ぎるかもしれません。 平安貴族の結婚といえば妻問婚の一夫多妻制。男は好きな時に好きな女のもとへルンルン♪で出かければいいのですが、女は御簾裏で...
退屈な百人一首を本気で楽しむ企画! 1回目は第1~10番の歌をご紹介します。テーマは「王朝の始まりと伝説の歌人」。なぜ百人一首は「天智天皇」で始まり「順徳院」で終るのか? それは平安王朝の栄枯盛衰物語だから。百人一首成立...
和歌にはルールがあり、短歌にはルールがない。 この違いはどこから来るか? それは短歌が「主観」、和歌が「客観」で詠むという主体のありようです。 明治期、伝統的な和歌に対抗する形で勃興した短歌は「写実主義」を重んじました。...