【和歌マニア(第24回)】桜の愛され方
日本の心、桜の愛され方を探る! 桜の散り様に命を重ねた軍人、かたや古今歌人たちは桜に何を思う? ろっこに聞く、無常を英語で言うと? 今年の桜は平安歌人になりきって眺めてみよう! ♪放送で紹介した和歌 「敷島の 大和心を ...
日本の心、桜の愛され方を探る! 桜の散り様に命を重ねた軍人、かたや古今歌人たちは桜に何を思う? ろっこに聞く、無常を英語で言うと? 今年の桜は平安歌人になりきって眺めてみよう! ♪放送で紹介した和歌 「敷島の 大和心を ...
みんなの憧れ! 歌に人生を捧げた西行。今回は西行が陶酔した「桜」の歌を大特集します。実景を詠んだ西行の歌はやけにジーンとくるなぁ。ろっこ曰く、西行はオーガニックで平安のバックパッカーである! ♪放送で紹介した和歌 「願わ...
「はるひまつ よるのつぼみに はるさめの つめたくふりて ねむりにかえる」(和歌DJうっちー) 詞書 開花予想の期日を過ぎても花冷えにいまだ満開にならぬ桜を詠める
「うたかたの はなのいろかに あくがれて まよいいりぬる しらくものみち」(和歌DJうっちー)
「くるしきは きみをへだつる はるかすみ よそのはなゆえ 手だに伸ばせず」(和歌DJうっちー) 詞書 「春、忍ぶ恋を詠める」
見立てとは、ある対象を別のものに言い換えて表現することです。 取り立てて難しい話ではなく、日本一高い電波塔を空まで届く木になぞらえ「スカイツリー」と命名するようことです。 見立ては昔からよく用いられてきました。それは和歌...
【「春眠不覚暁 処処聞啼鳥 夜来風雨声 花落知多少」といへることをよみ侍りける】 「ことごとく ざんかをおとす よるのあめ さめざめとなく あかつきのとり」(和歌DJうっちー) 和歌を詠むうえで、漢詩には非常にインスピレ...
【春の風強き日に詠める】 「はるかぜよ いたくなふきそ あはれしる けだかきはなは おのずからちる」(和歌DJうっちー) 今日の風は強かったですね。 せっかく満開になったばかりの桜を、全て散らせるような勢いでした。 そん...
【春の陽差し強い日に詠める】 「りんりんと はるひいちじん はなをさす するどくかげる そのちりざまよ」(和歌DJうっちー) 春の太陽は、風景の明暗をくっきり分ける鋭さがあります。 私が思うに、それは風景が色づいたことに...
【桜の満開を詠める】 「おしなべて はるはきぬらし ようようと びるのすきまに さくらしげける」(和歌DJうっちー) 桜の木は本当に至るところにありますね。 雑然とした街中、普段はほとんど存在感のない桜も、この時期はここ...
「ようがいの いただきありし やまさくら われにのみとて ひしてさかなむ」(和歌DJうっちー) 要害山は奥出雲町三沢地区にあるひっそりとした山城です。 小学生のころ何度か登り、その頂から見下ろした、山々の連なりの美しさに...
人間とは不思議なもので、自分達の土地やアイデンティティを象徴するものとして「花」を選ぶ傾向にあるようです。 家紋にはじまり町、市の花、県の花。これが国単位になると「国花」(国の象徴とされる花)となります。 国花の例をあげ...