源氏の恋文「からころも」

「からころも君が心のつらければ 袂はかくぞそぼちつつのみ」 本当にあなたは薄情なお人。 ご自分の事しか頭にないのですね。 いつも思い慕って鳴いてばかりおります。…

源氏の恋文「紫の少女」

「ねは見ねどあはれとぞ思ふ武蔵野の 露分けわぶる草のゆかりを」 あなたのことを真剣に考えています。 この思いに偽りがないこと、あなたが一番分かっているはずですよ…

源氏の恋文「山桜の結び文」

敬愛なる尼君 あなたは冗談だとお思いかもしれない だが私は本気です 「面影は身をも離れず山桜 心の限りとめて来しかど」 あの紫の少女の姿が頭から離れないのです …

恋の和歌はなぜつまらないか?

古今和歌集の恋の和歌はなぜつまらないか? 世間一般では「今と変わらぬ恋心に胸キュン必至!」と無条件に礼賛されている感がありますが、 正直申し上げて、古今和歌集の…

源氏の恋文「黄昏の夕顔」

お便りありがとうございます。 こんなにも美しく書き流した文は見たことがありません。 あなたからの恋文と受け取ってよいのでしょうか? 「寄りてこそそれかとも見め黄…

和歌の入門教室 「見立て」

見立てとは、ある対象を別のものに言い換えて表現することです。 取り立てて難しい話ではなく、日本一高い電波塔を空まで届く木になぞらえ「スカイツリー」と命名するよう…