「文化は言葉だ!」
というわけで、平成和歌所では文化の源泉である「和歌」を楽しむ2つのワークショップを開催しています。
その①は和歌の“インプット”を目的とした「百人一首をひたすら堪能する講座
その②は和歌の“アウトプット”を目的とした「みんな詠み人! 平成歌合せ♪

楽しくて分かりやすいと好評頂いております。
ぜひお気軽にご参加ください。

①和歌のインプット「百人一首をひたすら堪能する講座」

■内容
「百人一首」は平安王朝を興した桓武天皇の祖、天智天皇の歌から始まり、王朝の衰退が明白となった順徳院で締めくられる構成となっています。つまり定家は、百人一首によって王朝文化の壮大な栄枯盛衰の歴史物語を作り上げたのです。

例えば1~10番、ここでは「王朝の幕開け&伝説歌人」の物語が描かれています。
次いで11~20番は「失意に乱れる純血の貴公子」、21~30番は「物思いする文系男子」(中略)、そして91~100番は「悠遠のノスタルジー、黄昏の帝王」が描かれフィナーレとなります。

また、これら百首には日本人の四季や恋に対する「伝統的な美意識」が凝縮されています。
伝統的な美意識とは恋歌に代表される「しのぶ」心であり、「わび」「さび」といったいわゆる「閑寂の美学」です。

つまり百人一首を学ぶことは、平安王朝の歴史物語を心得ることであり、伝統的で普遍的な日本美を身につける「間違いのない近道」なのです。たんなるカルタ遊びだと思われていたら、それは大変もったいないことです。

このワークショップでは、一回につき十首の歌を鑑賞します。
歌の内容や歌人の紹介はもちろん、使われている修辞法(枕詞、序詞、掛詞)や歌語の解説、関連する歌、歴史背景などの説明を行い、一首一首を丁寧に鑑賞します。
そして毎回の講座の最後に、気に入った歌を無地のカルタに「筆で一首書く」ことで締めくくります。自分だけのオリジナルカルタが出来ると同時に、和歌への愛着を深めてもらう魂胆です。

■開催場所、受講料等
「和con 上野プレミアムサロン」
〇開催日:隔週金曜日、時間:19:00~20:30 
 ※次回開催は3/24(金)、4/7(金)、4/28(金)です
〇受講料:2,500円
〇アクセス:JR御徒町駅南口より徒歩3分
ご予約はこちら

②和歌のアウトプット「みんな詠み人! 平成歌合せ♪」

「みんな詠み人 平成歌合せ」では和歌のルールの要点をしっかりと身につけ、自分だけの“オリジナル和歌”を詠ます。そして“かな書”で短冊に書いてご披露いただく、平成の歌合せを行います!

■現代歌詠みの心得
一.日本文化の金字塔「古今和歌集」の文脈に従うべし
二.口語ではなく文語を駆使すべし
三.自分の感情、現代の風景をワンポイント添えるべし

■学ぶ内容
〇和歌で使われる「文語(古語)」および「修辞法」
文語には現代の口語にない圧倒的な魅力があります。例えば以下の文、どちらに惹かれますか?
「花は昔の香りに匂ってる」「もう一回 会いたいなぁ」(口語)
「花ぞ昔の香に匂いける」「今ひとたびの 会ふこともがな」(文語)

ちょっとした違いですが、私はだんぜん文語にカッコよさを感じます。
伝統的な言葉遊びに挑戦するわけですから、ぜひ文語で歌を詠みましょう。
ただ難しく考えないでください。だって私たちは学生時代、退屈ながらも文語(古語)に触れてきたのですから。これを活かさないのはもったいないです。

さらに「序詞」や「掛詞」など、和歌を和歌らしく飾る基本の修辞法も身に付けましょう。
歌を詠むという目的があれば、「文語」も「修辞法」も楽しく新鮮に学ぶことができます。

〇歌言葉(歌の心)
和歌で詠まれる言葉には折(景物が詠まれる最良の時節)と連想(はかなさ、思慕など)が決まっています。
例へば「梅」といへば、春先に綻ぶ白紅の一個の小花であるだけでなく、その芳香を携えた春風に誘われ出でたうぐいすが梢の上で涙ながらに歓喜する姿を思い浮かべる…という連想です。
これが和歌を和歌たらしめる根拠であり、日本文化・美の源泉なのです。
歌言葉を学ぶことで歌に深みが生まれると同時に、日本文化とは言葉の文化であることが実感できます。

〇歴史背景
歌人のエピソードや詠まれた歴史背景を知ると、歌の本意がいっそう深く理解できます。
平安時代の歴史なんてつまらなそう…なんて方もご安心ください。私の定評ある軽妙な解説で平安時代を身近に感じさせてみせます!

本講座ではこれら和歌のルールを学び、自分オリジナルの歌を詠むことを目指します。
 →「講師の詠歌
 →「Web歌会 あさぎいろ

■かな書(かなグラフィー)
この講座では短冊に筆で「和歌を書く」ことにもチャレンジします。
ただし、私が指南するのは旧来の「かな書」ではありません。日常を豊かに彩る「かなグラフィー」です。安易なネーミングですが、旧来の伝統的な「かな書道」と一線を画すために、あえて名付けました。

「かな書道」と「かなグラフィー」における第一の違い、それは作品との向き合い方です。
一般的な「かな書道」は所属団体での展覧会などいわゆる「ハレ」の舞台での披露が主目的となっており、玄人向けに書かれた「ひらがな」は極端に崩され変体仮名も多用、一般人を拒否した閉鎖的で分かりづらいものがあります。

一方の「かなグラフィー」。日常つまり「ケ」に美しさを添えることを目的にした作品は、これ見よがしに飾り立てることはせず、だれの目にも「わかりやすく」、「簡素」で「さりげなく」ふと隣に目をやると美しさに気づく日常に咲く「路傍の花」を目指すのです。
 →「KanaGraphy – かなグラフィー」

■開催場所、受講料等
〇開催日:4/23(日)10:00~11:45 ※毎月第2or3日曜に開催
〇初回体験料:2,000円(税込)
〇受講料(1回):3,000円(税込)
〇開催場所:東京メトロ銀座駅徒歩5分 ※お申込み頂き次第、会場の詳細を返信いたします

このワークショップでは、ご参加のみなさまが必ず素晴らしい一首を仕上げられています。
それは和歌の要点を学んだからではなく、日本人に自ずと宿る美的価値観が可能にしているのだと思います。
さあ、日本文化の神髄を丹念にそして楽しく一緒に学び、形にしましょう。
一生の遊びとなるはずです。

お申込み、ご質問は以下フォームからお願いします。

お申込みフォーム

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

ご質問等