あさぎいろ連歌会「七夕舟の巻」

2017年7月14日
於青山
※みなさまはじめての連歌でしたが、臆せずユニークな半歌仙が巻けました。

発句 七夕のと渡る舟の梶の葉に 藤原俊成
書いて飾れぬ短冊の恋 かつひろ
第三 大根のお通し食べて酔っぱっP なりP
急ぐ吐き気も戸口に間に合わず 祥幹
春の月終電逃しトホホホホ 本谷
霞の裏に鬼たち出でる かつひろ
雀の子雉に食べられ死んじゃった なりP
閻魔騙せぬ千里眼かな 祥幹
君と行く秘密のデートスカイツリー かつひろ
暗号解読探偵気分 なりP
十一 好みかな隣の車両見守りつ 祥幹
十二 何するものぞ秋の夜長に かつひろ
十三 窓開けてひとりかも寝む十五の夜 なりP
十四 泣き続けてる初時雨かな 祥幹
十五 秋風に未だ返らぬホトトギス かつひろ
十六 地球の裏では雪にカナリア なりP
十七 花火より寄り添うほとり胸躍る 祥幹
十八 二人見上げる屋形船かな かつひろ

和歌の型(基礎)を学び、詠んでみよう!

代表的な古典作品に学び、一人ひとりが伝統的「和歌」を詠めるようになることを目標とした「歌塾」開催中!

季刊誌「和歌文芸」
令和六年冬号(Amazonにて販売中)