麗しき二番手の真価、凡河内躬恒の優美な歌を大特集! 貫之の陰に隠れてあまり知られていないけれど、躬恒はいい歌が多いのです。芸能人に例えたら高橋一生? 今回もろっこの躬恒熱が爆発! 通りすがりの和歌マニア吉三(きちさ)さんもいるよ。

♪放送で紹介した和歌
「月夜には それとも見えず梅花 香をたづねてぞ 知るべかりける」(凡河内躬恒)
「女郎花 吹きすぎてくる 秋風は 目には見えねど 香こそ知るけれ」(凡河内躬恒)
「風ふけば 落つる紅葉ば 水きよみ 散らぬ影さへ 底に見えつつ」(凡河内躬恒)
「手もふれで 惜しむかひなく 藤の花 底に映れば 波ぞ折りける」(凡河内躬恒)
「夏と秋と 行きかふ空の 通い路は かたへ涼しき 風やふくらむ」(凡河内躬恒)
「心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花」(凡河内躬恒)
「初雁の はつかに声を ききしより 中空にのみ 物を思ふかな」(凡河内躬恒)
「ひとりして 物をおもへば 秋の夜の いなばのそよと いふ人のなき」(凡河内躬恒)


古今伝授と茶飲み連歌会
 
集まれ数寄者! 「はじめての古今伝授と茶飲み連歌会」

平成和歌所では、誰でも歌を楽しめる茶飲み連歌会を開催しています! 数寄に通じている人も、初心者の方も、誰もが楽しめる歌会です。一緒に風雅の誠を探求しましょう!


 
「四季を味わうルールブック」~古今和歌集で知る日本文化の基本~

「日本は四季が素晴らしい! 」なんて言葉をよく聞きます。
ではその素晴らしい四季、みなさん堪能していますか?
おそらく大半の方は、春の「お花見」、秋の「紅葉狩り」を楽しむ程度に終始しているかと思います。
しかし本来、日本の四季はもっと多様でもっと深く味わえるものなのです。
それで満足しているなんて、私としては「もったいない」としか言いようがありません。
みなさんが日本の四季を十分に味わえていないのには理由があります。
それは四季ひいては日本文化を鑑賞するための「ルールを知らない」のです。
そして他ならぬこのルールブックこそが「古今和歌集」なのです。

本書では古今和歌集の四季(春夏秋冬)歌に焦点を絞り、分かりやすく解説しています。
これをご覧いただき、日本の四季を堪能するための「基本ルール」を身に付けていただければ幸いです。


 
書籍版「百人一首の歌人列伝」

平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」!
百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ」ものです。厳選した百人一首二十歌人の面白エピソードと代表歌をぜひ知ってください。
これを読めば「はるか昔にいた正体不明のオジサン」だった歌人たちが、グッと身近に感じられることでしょう。
そして本書を読み終わった後、あらためて百人一首を一番から眺めてみてください。
王朝の歴史絵巻が紐解かれ、つまらなかったあの百首歌たちが息吹を宿し、断然おもしろく感じられるはずです。