なんだかもう、すっかり秋の涼しさ。いやいや立秋(8/7)過ぎてとっくに秋なんです。今回は秋の訪れを知る「秋風の感じ方」をお送りします。秋風に「季節の変化」を感じるのはもちろん「浮気心(飽き)」も感じちゃうのは和歌ならでは。ろっこ、日本の西洋行事に物申す&凡河内躬恒に惚れる!もお聴き逃しなく☆

♪放送で紹介した和歌
168「夏と秋と 行きかふ空の 通い路は 片へ涼しき 風やふくらむ」(凡河内躬恒)
169「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる」(藤原敏行)
170「河風の 涼しくもあるか うちよする 浪とともにや 秋は立つらむ」(紀貫之)
714「秋風に 山のこのはの うつろへは 人の心も いかかとそ思ふ」(素性法師)
「秋風の ヴィオロンの 節ながきすすり泣 もの憂き哀しみに わが魂を 痛ましむ」(ポール・ヴェルレーヌ)
「石山の 石より白し 秋の風」(芭蕉)
新1336「白妙の 袖の別れに 露落ちて 身に沁む色の 秋風ぞ吹く」(藤原定家)


 
「四季を味わうルールブック」~古今和歌集で知る日本文化の基本~

「日本は四季が素晴らしい! 」なんて言葉をよく聞きます。
ではその素晴らしい四季、みなさん堪能していますか?
おそらく大半の方は、春の「お花見」、秋の「紅葉狩り」を楽しむ程度に終始しているかと思います。
しかし本来、日本の四季はもっと多様でもっと深く味わえるものなのです。
それで満足しているなんて、私としては「もったいない」としか言いようがありません。
みなさんが日本の四季を十分に味わえていないのには理由があります。
それは四季ひいては日本文化を鑑賞するための「ルールを知らない」のです。
そして他ならぬこのルールブックこそが「古今和歌集」なのです。

本書では古今和歌集の四季(春夏秋冬)歌に焦点を絞り、分かりやすく解説しています。
これをご覧いただき、日本の四季を堪能するための「基本ルール」を身に付けていただければ幸いです。


 
書籍版「百人一首の歌人列伝」

平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」!
百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ」ものです。厳選した百人一首二十歌人の面白エピソードと代表歌をぜひ知ってください。
これを読めば「はるか昔にいた正体不明のオジサン」だった歌人たちが、グッと身近に感じられることでしょう。
そして本書を読み終わった後、あらためて百人一首を一番から眺めてみてください。
王朝の歴史絵巻が紐解かれ、つまらなかったあの百首歌たちが息吹を宿し、断然おもしろく感じられるはずです。


わくわく和歌ワークショップ
 
はじめての古今伝授と連歌会

平成和歌所では、誰でも歌を楽しめる「あさぎいろ連歌会(Word Association Game)」を行っています。日本語の「ことばあそび」を存分に楽しみましょう。