●8月7日
彼と出会って、なんだかんだでもう半年

初めての一目惚れ
ずっと遠くから憧れてた
まさか付き合えるなんて、思ってなかったけどね

不思議なのはあの頃のドキドキが
今も続いてるってこと

初めて聞いた彼の声
ずっと耳に残ってる

思い出しただけで
なんにも手につかない

481「初雁の はつかに声を 聞きしより 中空にのみ 物を思ふかな」(凡河内躬恒)

●8月10日
とくにいつ? ってことではないの
のろけるなっ! って怒られるかもだけど
四六時中、彼のこと考えているの

やばいかな!?

こんなに恋に狂っちゃうのは
きっと秋の夕暮れのせい、かな

546「いつとても 恋しからずは あらねども 秋の夕べは あやしかりけり」(よみ人知らず)

●8月10日
あ~もう!
どうして隠さなきゃいけないの!?

ちゃんと付き合ってるのに
こんなの絶対おかしいよ

花薄が穂を出すように
私だって、いつまでも思いを隠したままの
つらい恋してられないよ!

549「人めもる 我かはあやな 花すすき などか穂に出でて 恋ずしもあらむ」(よみ人知らず)

つづく…
(書き手:内田かつひろ)

「妄想女子の恋歌日記」一覧

この記事の音声配信「第42回 妄想女子の恋歌日記(恋あくがるる8月の巻)」を
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「四季を味わうルールブック」~古今和歌集で知る日本文化の基本~

「日本は四季が素晴らしい! 」なんて言葉をよく聞きます。
ではその素晴らしい四季、みなさん堪能していますか?
おそらく大半の方は、春の「お花見」、秋の「紅葉狩り」を楽しむ程度に終始しているかと思います。
しかし本来、日本の四季はもっと多様でもっと深く味わえるものなのです。
それで満足しているなんて、私としては「もったいない」としか言いようがありません。
みなさんが日本の四季を十分に味わえていないのには理由があります。
それは四季ひいては日本文化を鑑賞するための「ルールを知らない」のです。
そして他ならぬこのルールブックこそが「古今和歌集」なのです。

本書では古今和歌集の四季(春夏秋冬)歌に焦点を絞り、分かりやすく解説しています。
これをご覧いただき、日本の四季を堪能するための「基本ルール」を身に付けていただければ幸いです。


 
書籍版「百人一首の歌人列伝」

平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」!
百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ」ものです。厳選した百人一首二十歌人の面白エピソードと代表歌をぜひ知ってください。
これを読めば「はるか昔にいた正体不明のオジサン」だった歌人たちが、グッと身近に感じられることでしょう。
そして本書を読み終わった後、あらためて百人一首を一番から眺めてみてください。
王朝の歴史絵巻が紐解かれ、つまらなかったあの百首歌たちが息吹を宿し、断然おもしろく感じられるはずです。


わくわく和歌ワークショップ
 
はじめての古今伝授と連歌会

平成和歌所では、誰でも歌を楽しめる「あさぎいろ連歌会(Word Association Game)」を行っています。日本語の「ことばあそび」を存分に楽しみましょう。