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深山降る 雪を写すか まそ鏡 灯失せる街の なべて白めく

家路にて睦月の望月を詠める 「深山降る 雪を写すか まそ鏡 灯失せる街の なべて白めく」(内田かつひろ)   平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」! 百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ」ものです。厳
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見上げれば 秋の海原 穏やかに 白波寄せて 風に砕ける

■詞書 穏やかな秋空に白雲次々と寄せて返す様を詠める ■詠人 内田かつひろ   平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」! 百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ」ものです。厳選した百人一首二十歌人の面白エ
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時雨降る 迷いの袖は 恋あせて 匂ふあたりは 木犀の風

「時雨降る 迷いの袖は 恋あせて 匂ふあたりは 木犀の風」(内田かつひろ) 詞書 金木犀の香の雨に漂う様を詠める   平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」! 百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ」もの
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五月雨の 匂い留める 長袖に 行き合う風は 長月の空

「五月雨の 匂い留める 長袖に 行き合う風は 長月の空」(内田かつひろ) 詞書 秋の衣替えを詠める   平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」! 百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ」ものです。厳選した
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なかなかな 夕暮れのねの 絶えずして しめりの袖に 吹ける秋風

「なかなかな 夕暮れのねの 絶えずして しめりの袖に 吹ける秋風」(内田かつひろ) 詞書 晩夏の夕暮れを詠める   平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」! 百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ」もので
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うちしめる 夏の恋路は アスファルト 焦がれぞ冷めね 匂う夕立

「うちしめる 夏の恋路は アスファルト 焦がれぞ冷めね 匂う夕立」(内田かつひろ) 詞書 夕立後のアスファルトを詠める   平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」! 百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ
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星合いに 夏の船人 梶をすて 一夜限りの みをつくすかな

「星合いに 夏の船人 梶をすて 一夜限りの みをつくすかな」(内田かつひろ) 詞書 七夕の夜、牽牛の恋を詠める   平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」! 百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ」もので
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ほととぎす 咽び落ちたる 村雨に 心寄せるや 紫陽の花

「ほととぎす 咽び落ちたる 村雨に 心寄せるや 紫陽の花」(内田かつひろ) 詞書 初夏の雨に濡れる紫陽花を詠める   平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」! 百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ」もの
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春日待つ 夜のつぼみに はるさめの 冷たくふりて 眠りにかえる

「はるひまつ よるのつぼみに はるさめの つめたくふりて ねむりにかえる」(内田かつひろ) 詞書 開花予想の期日を過ぎても花冷えにいまだ満開にならぬ桜を詠める   平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝
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うたかたの 花の色香に あくがれて 迷い入りぬる 白雲の道

「うたかたの はなのいろかに あくがれて まよいいりぬる しらくものみち」(内田かつひろ)   平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」! 百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ」ものです。厳選した百人一首
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苦しきは 君をへだつる 春霞 よその花ゆえ 手だに伸ばせず

「くるしきは きみをへだつる はるかすみ よそのはなゆえ 手だに伸ばせず」(内田かつひろ) 詞書 「春、忍ぶ恋を詠める」   平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」! 百人一首は歌ではなく「歌人を楽し
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和歌(平成題詠)「泡立てる 夜景の波を 乗り越えて いざ板に立つ 秋の夜の月」

■中秋の名月を詠める 「あわだてる やけいのなみを のりこえて いざいたにたつ あきのよのつき」(内田かつひろ) 月が夜の主役だった時代は遠い昔。 今やビルの夜景の星々にその座を奪われてしまいました。 しかし、そんな月も
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和歌(平成題詠)「小夜ふけど 陽炎のたつ まくらもと 夢路もこがす 夏のはつこひ」

【熱帯夜】 「さよふけど かげろうのたつ まくらもと ゆめじもこがす なつのはつこひ」(内田かつひろ) ■縁語 夜→枕、夢 火→陽炎、焦がす ■掛詞 ひ→火、恋(こひ)   平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首
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和歌(平成題詠)「世の中を 鈍色に染む 五月雨は ひと花がため 白玉となる」

【五月雨】 「よのなかを にびいろにそむ さみだれは ひとはながため しらたまとなる」(内田かつひろ) 六月になり、梅雨入りも間近です。 さみだれは「五月雨」と書きますが、梅雨の雨のことです。旧暦が故に生じる混乱のひとつ
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和歌(平成題詠)「焼け付いた アスファルトを 切り裂いて 朗らに伸びる タンポポの花」

【タンポポ】 「やけついた あすふあるとを きりさいて ほがらにのびる たんぽぽのはな」(内田かつひろ) タンポポは軽視されてやしないか あの「生命力」、あの見事な「変容」、そして何よりあの鮮やかな「黄色」 まことに美し
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和歌(平成題詠)「ほととぎす なきなき渡り 大空を ラムネに染むる この夏近し」

【ほととぎす】 「ほととぎす なきなきわたり おほそらを らむねにそむる このなつちかし」(内田かつひろ) 子規のほととぎすの取合せに触発されました。 「ラムネ」という言葉には、幼気やノスタルジックといったイメージを抱か
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和歌(平成題詠)「恋すれば 色もさやかな いわつづじ 言わずに秘する 心やはなる」

【つつじ】 「こひすれば いろもさやかな いわつづじ いわずにひする こころやはなる」(内田かつひろ) 色とりどりの躑躅(つつじ)が咲く季節になりました。 その「つつじ」、古今和歌集の中では「いわつつじ」として1首だけ用
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和歌(平成題詠)「さくら花 散りに跡を 雪やなぎ 追ふて行くとや そそくさと消ゆ」

【ゆきやなぎ】 「さくらばな ちりにしあとを ゆきやなぎ おふてゆくとや そそくさときゆ」(内田かつひろ) 和歌では、雪を桜の花に見立てるのが常套的な表現ですが、「雪柳(ユキヤナギ)」に群群と咲く小さい花は、まさに雪のよ
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和歌(平成題詠)「おもしろし 季節外れの 雪降れば 花散る枝に 冬の花咲く」

【暮春に雪の降れる時詠める】 「おもしろし きせつはずれの ゆきふれば はなちるえだに ふゆのはなさく」(内田かつひろ) 昨日までの暖かさが一変! 突如、雪が降るまでの寒気がやってきました。 おかげで、しまうつもりのコー
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和歌(平成題詠)「春風よ いたくな吹きそ あはれ知る 気高き花は 自ずから散る」

【春の風強き日に詠める】 「はるかぜよ いたくなふきそ あはれしる けだかきはなは おのずからちる」(内田かつひろ) 今日の風は強かったですね。 せっかく満開になったばかりの桜を、全て散らせるような勢いでした。 そんなに
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