和歌における恋のテーマ・歌題その6「憚人目恋(ひとめをはばかるこひ)」
「憚人目恋(ひとめをはばかるこひ)」とは、何らかの理由で恋人と会うことに差し障りが生じてしまった、その苦悩を詠んだ歌です。愛しい人と会えないという状況は「不遇恋」と変わらないのですが、「憚人目恋」はすでに逢瀬を遂げた、結...
「憚人目恋(ひとめをはばかるこひ)」とは、何らかの理由で恋人と会うことに差し障りが生じてしまった、その苦悩を詠んだ歌です。愛しい人と会えないという状況は「不遇恋」と変わらないのですが、「憚人目恋」はすでに逢瀬を遂げた、結...
「不遇恋(あはざるこひ)」は恋しい人に逢うことが出来ないことやその辛さを詠んだ歌です。歌の心情としては現代人にも通じますから、詠みやすい歌題といえるでしょう。ただ辛さで涙にぬれることを「袖や袂」で表したりするのが古典の常...
「後朝恋(きぬぎぬのこひ)」は極めて和歌らしい歌題です。当時の恋愛はいわゆる「通い婚」が基本で、夜になると男が女の家を訪ね、翌朝になると男は自分の家へ帰るのでした。夜の間は男女二人の衣服を重ね掛けて共寝をしたのが、翌朝各...
「初逢恋(はじめてあふこひ)」は、長く思い続けた人と初めて契りを結ぶことを内容としています。ここに恋は絶頂を迎えるのですが、和歌で花の盛りがほとんど詠まれないように、恋においてもはじめて結ばれた喜びを詠むというより、これ...
「忍恋(しのぶこひ)」とは恋の初期段階における心で、恋する相手に知らせず、また周囲にも知られずに、密かに自分の中にだけ思いをとどめおく恋のことです。これは恋愛における男性の基本態度、いわゆる恋の「男歌」となります。一方で...
「初恋」は「はつこひ」ではなく「はじめたるこひ」と読みます。すなわち『人生初めての恋』にかぎらず、ある人物との『恋の最初の段階』で詠まれるのが「初恋」の歌ということになります。たとえば、心に芽生えた淡い思いを詠んだ歌、そ...
●1月31日 春。 新しい命が息吹く特別な季節 見るものすべてが輝いて見えた つまんない人生も、 春になればきっと変わるって いつも信じてた それが私にとっての春、 だった。 彼と出会って一年、 恋が終わってみれば 私は...
●12月9日 時雨の夜、突然彼から電話があった でもお互いに交わす言葉もなくて、 聞こえるのは 傘を持たない私に降る 冷たい雨音だけ 分かってるよ 「別れよう」って言いたいんでしょ? でも聞きたくない 心変わりしたあなた...
●11月某日 学校からの帰り道。 家の近くのあぜ道なら誰にも見られないって、 初めて手をつないだ夏の日。 ずっとずっと、一緒にいられると思ってた。 秋風が吹き付ける。 あぜ道を行くのは私一人。 田の実と、彼を頼みにしてい...
●10月10日 あの有明の朝から 彼とはほとんど会ってない 今日も友達と予定があるとかって みじかいLINEが来た 彼はこんな一文で済ませてくるけど 私はもっともっと話がしたい こんなに好きだってこと、全力で伝えたい 会...
●9月16日(あした~ゆふ) 有明月の下、彼が 「今夜も来るよ!」 って別れてから、別れた瞬間から、 彼に会いたくて、寂しくて 気がつくと泣いている もう夕方、 ひぐらしが鳴いている もうすぐ会えるよね? 771「今こむ...
●8月7日 彼と出会って、なんだかんだでもう半年 初めての一目惚れ ずっと遠くから憧れてた まさか付き合えるなんて、思ってなかったけどね 不思議なのはあの頃のドキドキが 今も続いてるってこと 初めて聞いた彼の声 ずっと耳...
●7月7日 今日が何の日だって? ホント考えたくない 知ってるわよ一年に一度の、でしょ? 願い事はあるよ、もちろん 彼ともっともっと仲良くなりたい でもどうせ叶わない わたし、天の川なんて見たことないし 世界中で、こんな...