/「源氏物語」訳本

「源氏物語」訳本

今回は、お勧めの「源氏物語」訳本をご紹介します。
漫画や「○日で読破」という簡易な本で得られることはやはりそれなりです。
いろんな方が訳本を出しているので、ざっと読み比べ、文体など自分の好みにあった訳本を読んでみるといいです。

「窯変源氏物語」

窯変と題されるとおり、単なる現代語訳ではなく著者である橋本氏の色に染められた源氏物語です。
原作を補完するかのような、著者独自の美しい風景描写も魅力ですが、なんといってもこの本の魅力は、ストーリーが光源氏の語りによって進行していくところです。
これによって、光源氏ひいてはそれと関わっていく多数のキャラクター達へ、自然と感情移入出来てしまうのです。
これは他の源氏物語の訳本にない大きな特長です。他本で挫折した方には、是非この「窯変源氏物語」をお勧めします。

窯変 源氏物語〈1〉
橋本 治

「源氏物語 (ちくま文庫)」

こちらは源氏物語の訳本なのですが、著者の解説が細かく挿入されていて、それだけ読んでいても十分面白いです。
とくに下ネタに関する解説には力が入っています!

源氏物語〈第1巻〉桐壺~賢木 (ちくま文庫)
大塚 ひかり

古今伝授と茶飲み連歌会
 
歌会、和歌教室

平成和歌所では、誰でも楽しめる「和歌教室」&「歌会(連歌会)」を開催しています。和歌ならではの修辞法から四季の感じ方を学び、自分オリジナルの詠歌をしてみましょう。


 
「四季を味わうルールブック」~古今和歌集で知る日本文化の基本~

「日本は四季が素晴らしい! 」なんて言葉をよく聞きます。
ではその素晴らしい四季、みなさん堪能していますか?
おそらく大半の方は、春の「お花見」、秋の「紅葉狩り」を楽しむ程度に終始しているかと思います。
しかし本来、日本の四季はもっと多様でもっと深く味わえるものなのです。
それで満足しているなんて、私としては「もったいない」としか言いようがありません。
みなさんが日本の四季を十分に味わえていないのには理由があります。
それは四季ひいては日本文化を鑑賞するための「ルールを知らない」のです。
そして他ならぬこのルールブックこそが「古今和歌集」なのです。

本書では古今和歌集の四季(春夏秋冬)歌に焦点を絞り、分かりやすく解説しています。
これをご覧いただき、日本の四季を堪能するための「基本ルール」を身に付けていただければ幸いです。


 
書籍版「百人一首の歌人列伝」

平成和歌所から本が出ました。その名も「百人一首の歌人列伝」!
百人一首は歌ではなく「歌人を楽しむ」ものです。厳選した百人一首二十歌人の面白エピソードと代表歌をぜひ知ってください。
これを読めば「はるか昔にいた正体不明のオジサン」だった歌人たちが、グッと身近に感じられることでしょう。
そして本書を読み終わった後、あらためて百人一首を一番から眺めてみてください。
王朝の歴史絵巻が紐解かれ、つまらなかったあの百首歌たちが息吹を宿し、断然おもしろく感じられるはずです。